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株安連鎖

2018年2月22日

1月の金相場は米国株の最高値更新と米長期金利の上昇という逆風がありながらも、ドル安が進んだことを手掛かりに買い優勢の展開が続きました。イラン・北朝鮮などの地政学的リスクの高まりや、米政府のつなぎ予算失効に伴う政府機関閉鎖への警戒感も支援要因となったようです。

さて、ドル安が進んだ背景としては中国が米国債購入の縮小・停止を検討しているとの報道に加え、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和縮小観測が広がったことが挙げられます。さらに、スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラムにおいて、ムニューシン米財務長官のドル安容認発言が飛び出したこともドル売りを加速させ、金は1月後半に1360ドル台と約1年5カ月ぶりの高値を付けました。

ただその後は、トランプ大統領が「最終的には強いドルが望ましい」と述べたことから、金は下落に転じました。2月上旬には良好な米雇用統計を受けて米長期金利がさらに上昇し、米国株が急落。米国発の株安は世界中に連鎖し、混乱の渦中で金は1310ドル台まで下落しました。売り一巡後は、1350ドル台に駆け上がったと思いきや1320ドル台に急落するなど荒い値動きとなっています。

年初からここまでの間、銀・プラチナは概ね金に追随。パラジウムは需給逼迫や株高を受けて、1月中旬に1,130ドル台と17年ぶりに過去最高値を更新しました。その後は、米国発の株安連鎖に伴い960ドル台に急落し、約4カ月ぶりにプラチナの価格を下回りました。ただ、株価の戻りを受けてあっという間に1040ドル台まで値を戻し、再び「プラチナ<パラジウム」という状態になっています。昨年からパラジウムは米国株と強い相関が見られますが、今回の値動きからもその相関が続いていることが伺えますね。

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