相場情報


相場ホット情報

「7」のジンクス

2017年12月13日

西暦の末尾が「7」の年は、世界的な金融危機が起こるというジンクスがあるようです。1987年のブラックマンデー、1997年*1のアジア通貨危機、そして2007年のサブプライム問題。今年は概ね大過はなく、あと3週間を無事にしのいで、ありがたくないジンクスを回避してほしいものです。

11月の貴金属相場はパラジウムを除いて小幅な値動きでした。12月に入り4品そろって急落する場面が見られましたが、需要が旺盛なパラジウムは早々に反発して1000ドル台を回復。金・銀・プラチナは下げ幅を拡大し、特に銀・プラチナの弱さが目立っています。

先週末にかけて売りを促すような材料が重なったことで、金・銀は5カ月ぶりの安値を付け、プラチナは年初来安値を更新。

  • 米税制改革が進展するとの期待感
  • 利上げが確実視される米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催が迫っていること
  • 概ね良好な米雇用統計
  • 高値圏での推移が続く米株式市場
  • 米債務上限問題に伴う政府機関の閉鎖回避(米議会が暫定予算の期限を短期間延長)
  • トランプ政権が来年1月にインフラ計画を発表するとの報道

一方で、トランプ政権のロシア疑惑再燃やエルサレム首都認定といったリスク要因はあるものの、市場の反応は限定的となっています。

来月は2017年の貴金属相場を振り返ってみたいと思います。このままの流れが年末まで続くと、パラジウムの上昇が一層際立つ結果となりそうですね。今年の更新はこれで最後となります。皆様、良いお年をお迎えください。

*1
1997年11月は三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券の相次ぐ破綻で日本も深刻な金融危機に陥っていました。
先月行われた中曽日銀副総裁の講演内容を読んでいたところ、20年前の危機を振り返って、「明日はどうなってしまうのか、という絶望的な気持ちになることもありましたが、『日本発の金融恐慌は起こさない』という合言葉のもと自らを奮い立たせてきました」と語っておられました(中曽副総裁は当時、信用機構課長として危機に対応)。

その他の話題も大変興味深いものでした。以下のページからご覧いただけます。
マクロプルーデンス政策の新たなフロンティア ―銀行の低収益性と銀行間競争への対応―

ページの先頭へ